横形マシニングセンタ MB-5000HⅡ | 製品情報

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世界最速クラスの高速パフォーマンス

アルミ量産部品の高速加工

高加減速軸送りによる位置決め時間の短縮、高速B軸旋回（テーブル旋回）、高速ATC、さらに高速穴加工で、世界最速クラスのサイクルタイムを実現します。

アルミ量産部品の高速加工例

アルミ部品のサイクルタイムを従来機と比べ34%削減しました。

位置決め時間の短縮

高加減速軸送りにより、位置決め時間の短縮を図っています。

早送り加速度（最大）：

X軸：1.0G
Y軸：1.1G
Z軸：1.0G
加工時間短縮機能

穴あけの多い部品加工など、早送り（G00）と切削送り（G01）を頻繁に繰り返す加工において、加工内容にあわせて、また機械設置状況に応じて加工時間を短くする機能です。

※加工時間短縮の効果は、機械の設置状況、加工部品の形状、加工プログラムによって異なります。
テーブル割出し時間の短縮
0.001°割出しテーブル（特別仕様）にはローラギヤカムを採用し、割出し時間を最短化。高速割出しを実現しています。
- 90°割出し：1.0秒^※
- 180°割出し：1.2秒^※
※0.001°割出しテーブル（特別仕様）の場合
ATC時間の短縮
ATC動作を高速化するために、ディスク式のATCマガジンを採用。
マガジン内最遠工具でも5.1秒と短時間で工具割出しが可能です。
- ATC本数：48本（No.40主軸仕様）
- T-T時間：
  
  0.9秒（工具質量 4kg以下）
  1.3秒（工具質量 4kg以上）
- 最遠マガジンの割出し：
  5.1秒（48本マガジンの場合）

高剛性・高トルク主軸をラインナップ: 鋼材の強力加工にも対応; 玉軸受に比べ剛性が高いころ軸受を採用した主軸をラインナップ。（特別仕様）
No.40主軸仕様に加え、No.50主軸仕様も選択可能です。大径サイドカッターやロングボーリングバーなど工具剛性が必要な深穴・突出し加工に対応できます。

強力主軸（No.40、No.50）（特別仕様）: 鋳物・鋳鋼部品の量産加工向け; 主軸回転速度 12,000min^-1 ／最大出力 33/26kW（10分/連続）／最大トルク 302N・m（10%ED）

切削工具	主軸回転速度 min^-1	切削速度 m/min	送り速度 mm/min	切削幅 mm	切込み mm	切削量 cm³/min
ø100フライス 5枚刃	955	300	1,910	70	4.7	628
ø20エンドミル 7枚刃	4,029	253	8,800	4	20	704

（被削材：S45C）

標準主軸（No.40）: 一般機械部品の高能率加工向け; 主軸回転速度 15,000min^-1 ／最大出力 26/18.5kW（10分/連続）／最大トルク 199/146N・m（5分/連続）

切削工具	主軸回転速度 min^-1	切削速度 m/min	送り速度 mm/min	切削幅 mm	切込み mm	切削量 cm³/min
ø80正面フライス 8枚刃（サーメット）	1,194	300	3,750	56	2.3	483

（被削材：S45C）

アルミ加工用高速主軸（No.40）（特別仕様）: アルミの高速加工向け; 主軸回転速度 20,000min^-1 ／最大出力 30/22kW（10分/連続）／最大トルク 57/42N・m（10分/連続）

切削工具	主軸回転速度 min^-1	切削速度 m/min	送り速度 mm/min	切削幅 mm	切込み mm	切削量 cm³/min
ø63正面フライス 5枚刃（超硬）	15,000	2,949	20,455	44	3	2,700

（被削材：A5052）

稼働時間の最大化を実現する切粉対策: 切粉の堆積とカバーへの噛み込みを徹底排除した加工室内; 機内カバーを一新。フラットな機内カバーの採用で切粉の排出性が大幅向上。
さらに、構造の簡素化により切粉の堆積、噛み込みによるトラブルを防止します。
最大早送り速度、最大加工能力での長時間連続運転が必要な量産加工に十分耐えうる高い耐久性を実現しています。