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オークマの技術 知能化技術
機械と工具の能力を最大限に引き出す
最適な加工条件を瞬時に探索して高能率加工を実現します。また、お客様の感覚を「見える化」することで、機械と工具の能力を最大限に引き出すことができます。
加工にあわせたアプローチ
- 主軸回転速度の最適化
- 主軸回転速度の高いミーリング加工においては、最適な主軸回転速度に変更することで、加工びびりを抑制することができます。
(加工ナビ M-i、M-gⅡ、M-gⅡ+)
- 主軸回転速度の変動によるびびらない領域(安定領域)の底上げ
- 旋削加工や低回転速度でのミーリング加工においては、主軸回転速度の最適化による加工びびりの抑制が難しいため、主軸回転速度を適切に変動させ、びびらない領域(安定領域)の底上げを図ります。
(加工ナビ M-i、M-gⅡ+、L-g)
ミーリング加工用加工条件探索機能
加工ナビ M-i(主軸回転速度の最適化/変動制御)
機械まかせで簡単に加工したい(自動制御機能)
機械に埋め込まれたセンサーにより、びびり振動を測定し、加工ナビが最適な主軸回転速度へ自動的に変更します。
つまり、振動の測定、最適主軸回転速度の算出、主軸回転速度指令の変更といった一連の動作を自動的に行います。
最適な加工条件を素早く見つけたい
低速域から高速域までの様々な加工びびりに対して、有効な対策方法を絞り込み、最適な加工条件を「見える化」します。
自動制御機能に加え、さらなる加工条件アップのツールとしてもお使いいただくことができます。
ミーリング加工用条件探索機能
加工ナビ M-gⅡ (主軸回転速度の最適化)
加工ナビ M-gⅡ+(主軸回転速度の最適化/変動制御)
解析結果を見ながら加工条件を変更したい
マイクで集めたびびり音から、加工ナビが複数の最適主軸回転速度候補を画面に表示します。
そして、表示された最適主軸回転速度へワンタッチで変更することで、効果をすばやく確認することができます。
旋削加工用加工条件探索機能
加工ナビ L-g(主軸回転速度の変動制御)
びびりの無い旋削加工にトライしたい
主軸回転速度の変動振幅と変動周期の推奨値を即座に計算し、主軸回転速度を落とすことなく、びびりの無い旋削加工へナビゲートします。
ねじ加工用加工条件探索機能
加工ナビ T-g ねじ切り
コストを抑えながら、ねじ加工の生産性を向上
ねじ加工でびびりが発生した場合、解決方法は生産性を犠牲にして加工条件を下げるか、コストをかけてびびりにくい特殊工具を使用することが一般的でした。
「加工ナビ T-g ねじ切り」は、びびりの原因となる周期的な振動を抑えるよう1パスごとに主軸の回転速度を上げたり、下げたりと最適に制御します。
加工ナビを使うことでコストの増加や生産性の低下を最小限におさえます。
- 加工ナビ T-g ねじ切り 適用例
- L/D=23の長尺ねじ加工にて、自走式振れ止めを使用してもびびりが発生し、加工を中断。加工ナビONで残りのパスを加工することで、いったんはびびったワークでも良好な加工面が得られました。
- ワーク:ø34x798mm
- 素材:S45C
- 角ねじ加工 自走式振れ止め使用
<通常ねじ加工>
- 主軸回転速度
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- 切削パス1 1400
- 切削パス2 1400
- 切削パス3 1400
- 切削パス4 1400
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- びびりが発生
<加工ナビ T-g ねじ切り>
- 主軸回転速度
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- 切削パス1 1680
- 切削パス2 1120
- 切削パス3 1680
- 切削パス4 1120
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- 加工完了