オークマは、AIを活用し、機械の自己診断による安定稼働の実現、不良ロスの削減と、機械情報の分析によるムダ時間の削減を実現いたします。
工作機械の自己診断技術OSP-AIは、機械要素の故障予知診断と、ドリル加工状態の自己診断を可能とします。

機械損傷の早期発見でダウンタイム最小化
AI機械診断機能
機械の状態を自己診断
制御装置に搭載したAIが、機械の主軸・送り軸に対して異常有無の診断と異常部位の特定を行います。
機械停止によるダウンタイムを最小化し、生産性を長期間安定して維持することができます。
機械技術と制御技術の融合により、測定器は不要で、ボタンを押すだけの簡単操作で実行できます。


簡単操作の3STEP
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STEP1
画面のガイダンスに従って起動 -
STEP2
診断動作を実行、データ取得 -
STEP3
診断 わかりやすい結果表示
Suiteアプリにより、現在の状態と推奨する対応方法を簡潔に表示します。
加工異常の事前検知で、
ワーク不具合・工具費の削減
AI加工診断機能
リアルタイムな状態診断に基づく損傷防止
工具は突発異常や摩耗の進行により損傷し、ワークの不具合を招きます。工具の突発異常は予測が困難であり、従来は対処が難しいものとされてきました。工具摩耗は交換時期の見極めが難しく、まだ使える工具をリスク回避のために交換することがあり、工具費の増加につながっています。
AI加工診断機能は、これらの問題を解決します。工具の異常を、折損前に検出することで、ワークの損傷を回避する動作が可能です。

常時監視で工具の突発異常を検出・退避
さまざまな制御情報を基に、AIが現在の加工異常レベルを算出します。
常時監視の中で異常レベルが一定値を超えると、自動的に機械が工具を退避させます。
導入効果
自社工場での活用事例
オークマ本社工場Dream Site2での実績
使用工具:ø8.2ガンドリル(L/D=48)
機種:横形マシニングセンタ SPACE CENTER MA-600HⅡ



※AI機械診断機能/AI加工診断機能はOSP-P300Aの特別仕様のひとつです。