OKUMA GLOBAL
サーボナビ ワーク重量自動設定は、 テーブル上のワーク・治具の重量を推定することで、 加速度を含むサーボパラメータを自動で最適に設定し、 加工精度を維持したまま、加工時間を短縮します。
シミュレーションによる比較。金型など頻繁に加減速を 繰り返す形状加工では特に高い効果が得られます。
サーボナビ イナーシャ自動設定は、加速トルクから、チャック・ワークのイナーシャを推定し、 最適なサーボパラメータを自動で設定することで、高精度・安定動作を維持できます。
サーボナビは最適なサーボパラメータを確実に設定することが可能なため、追従性を向上させ、位置誤差を低減することができます。また、C軸接続時の振動(ハンチング)の防止も行います。
工作機械は稼動期間と共に摺動抵抗が変化し、機械納入当初の 最適であったサーボパラメータに対し、ずれが生じます。 その結果、動作の反転部などで加工面に筋目が見えるなど、 加工精度・加工面品位に影響が出る場合があります。
サーボナビ 反転突起自動調整は摺動抵抗の変化にあわせて、 サーボパラメータを最適化することで加工精度を 維持します。
サーボナビを実行すると、反転時の筋目を解消することが できます。これにより、長期使用した機械で反転突起が 発生した場合、お客様自身で解消することが可能になります。 ※加工精度・加工面品位の改善についてはアブソスケール仕様で高い効果が得られます。アブソスケール仕様のない場合は、バックラッシュ補正を適正に設定してください。
サーボナビ 制振自動調整により、機械の状態が変わっても異音や振動を即座になくすことができます。
サーボナビ 制振自動調整を振動が発生した機械に適用すると、即座に振動がなくなり、加工面品位が向上します。 これにより、振動などの問題が発生した時、お客様自身で解決することができます。また、ボールネジの交換サイクルをより長くできるため、機械の長寿命化にも貢献します。
※サーボナビは一部の機種を除き、OSP-P300シリーズを搭載したマシニングセンタ・旋盤・複合加工機の標準機能です。 搭載機種と搭載時期につきましては、オークマの営業担当までお問い合わせください。
オークマは機電情一体メーカーの強みを活かし、これまで不可能と思われていた 「机上の理論」を「機上の現実」へ具現化しました。