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OSP用ウイルス防御システム OSP-VPS(特別仕様)

特長

ウィルス防御システム「OSP-VPS(Virus Protection System)」は、トレンドマイクロのウィルス検索技術VSAPI(Virus-Scaning API)をオークマの数値制御装置に組み込み、ネットワーク、USBからのウィルス感染を阻止します。

信頼性 更新用ウィルスパターンファイル(以下パターンファイルと記載)および検索エンジンの配信前に、オークマによる事前動作検証を実施し、CNCソフトウェアの誤検知発生を未然に防ぎます。
保守性 ウイルス検知をアラームDで通知します。
NC画面上で簡単に処置内容を確認できます。
安全性 予約ウィルス検索を、自動・MDI 運転が終わったあとで行なうことで、運転中の予約ウィルス検索による画面反応の遅れを防ぎます。(リアルタイム検索は自動・MDI 運転中も行ないます)
利便性 パターンファイル、検索エンジンは、オンラインによる自動更新に加え、お客様のPCを介した更新も可能です。

※TRENDMICROおよびVSAPIはトレンドマイクロ株式会社の登録商標です。

導入のメリット

事例1:金型加工業のお客様

DNC-DTによる加工のため、機械とサーバをネットワーク接続している。
出張帰りの社員のノートパソコンがウィルス感染したままネットワークに接続された。
ノートパソコンのウィルスが機械に感染しようとしたが、OSP-VPSがこれを阻止。
機械は金型の仕上げ加工中であったが、何の影響も無く加工は完了した。

ノートパソコンからのウィルス感染を阻止

事例2:部品加工業のお客様

取引先から加工データが入ったUSBメモリを受け取ったが、その中にウィルスが紛れ込んでいた。
USBメモリを機械に挿した直後、OSP-VPSがUSBメモリ内のウィルスを発見し駆除した。
取引先からの加工データは問題なく機械に取り込むことができた。
取引先には、ウィルスが無い状態のUSBメモリを返却した。

USBメモリからのウィルス感染を阻止

外部とのデータ受け渡しを一切行わない場合は、機械のウィルス感染の心配はありません。
USBメモリを使用したり、ネットワーク接続する場合、OSP-VPSが搭載されていれば安心してデータ受け渡しができます。
さらに、お客様によるデータメディア・コンピュータのセキュリティ対策を行っていただくことで、セキュリティのレベルをより高めることができます。

パターンファイルの更新方法

2種類の更新方法について、NC画面上で切り替え可能です。パターンファイル更新のライセンス期間は3年です。

オンライン更新

インターネットに接続可能な場合は、オークマ管理の配信サーバへ直接接続をして更新します。

オンラインの更新方法

オフライン更新

LAN未接続、または社内LAN接続の場合は、お客様のPCを介した更新となります。

オフラインの更新方法
※パターンファイルの更新に必要なPC用ソフトは、オークマからご提供します。