株式会社オークマ

熱変位制御のトップランナー

サーモフレンドリー
コンセプト

世界中の加工現場に
高精度を届けて

60,000台

“温度変化を受け入れる”というオークマ独自の考え方から実現した
工作機械の熱変位制御技術「サーモフレンドリーコンセプト」。
2001年の発表後も開発を継続し、今ではその適用機種は120種にのぼります。
高い寸法安定性がお客様からご好評をいただき、出荷累計60,000台を達成いたしました。
これからもオークマは、世界中の加工現場に「高精度」と「安心」を届けてまいります。

サーモフレンドリーコンセプト

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サーモフレンドリー
コンセプト

出荷累計60000台

2001年度に初めてサーモフレンドリーコンセプトを採用した立形マシニングセンタMB-46Vを発表して以来、20年以上にわたり開発を継続。2022年時点で出荷累計60,000台を達成しました。

対応機種120機種

温度変化に対する高い寸法安定性にお客様からもご好評いただき、これまでに120機種に適⽤しました。

経時加工寸法変化 MB-46V Ⅱ 5μm

立形マシニングセンタMB-46V Ⅱでは、経時加工寸法変化5μm(室温8℃変化時)を達成。また主軸回転速度が頻繁に変化する加工においても、主軸の熱変位を正確に制御します。

LB3000 ø5μm

CNC旋盤LB3000EX Ⅲでは経時加工寸法変化ø5μm(室温8℃変化時)を達成。長時間の連続運転や工場の環境温度変化にも抜群の寸法安定性を発揮します。

3つのアプローチ
熱変形の
単純化構造
左右均等な構造や単純なブロックを積み上げた構造のコラムを採用し、機械を素直に変形させ、複雑なねじれや傾きを抑制するとともに熱変位を予測可能な状態とします。
温度分布均一化の
設計技術
カバーや制御箱の配置を含めて、温度の伝わり方が均等になるようにしています。
高精度な熱変位
制御技術
自社開発の制御装置OSPが室温変化はもちろんのこと、回転速度が頻繁に変化する場合の主軸熱変位や、切削液の温度により変化する熱変位なども正確に制御します。
工具補正回数イラスト 工具補正回数1回
工具補正回数1回 工具補正回数1回

抜群の寸法安定性により、朝一番に寸法確認をすれば、周囲の温度変化や機械の一時停止後も工具補正作業は不要です。

多数個取り加工もOKのイラスト
多数個取り加工もOK

テーブル位置に合わせて熱変位制御をすることで、ワークの取付位置による寸法誤差を低減。多数個取りでも加工寸法精度が向上します。

ABOUT OKUMA

オークマの技術

オークマの知能化技術

モノづくり環境を革新する先進の加工インフラ

熱変形しない・ぶつからない・びびらない・最適な条件に自動調整…
これら高精度・高生産性を支える
加工インフラを知能化し、
機械1台1台に結実させています。

オークマの知能化技術

オークマの知能化技術で、加工現場が、モノづくりが変わる。

これまで熱変位は「機械の癖」、加工条件の探索や衝突防止の確認は「作業者の技量」と理解され、それをスピーディに解決するのが「熟練の技」であり「加工ノウハウ」と考えられてきました。
しかし、実際には温度変化による機械の熱変位に悩まされ、びびりの発生をさけるために加工条件を落とし、衝突防止のための確認に時間を費やすなど、「加工ノウハウ」を発揮する以前に大きなエネルギーを費やしてきました。
オークマは、こうした加工現場が抱える課題を分析するプロセスで、そのいくつかは工作機械メーカーがお客様へ提供すべき加工インフラ(基盤)の技術領域と捉え、その革新にチャレンジしました。
そして、独創的な機械技術と電子・電気技術、さらには両者を高度に調和させる情報技術を結集し、不可能と思われていた「机上の理論」を「機上の現実」へ具現化しました。
こうして生まれた“知能化技術”によって、現場の加工インフラは大幅にレベルアップし、お客様本来の加工ノウハウを存分に発揮できるモノづくり環境を実現します。

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