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5軸制御マシニングセンタ・複合加工機の導入事例

鍋屋バイテック会社 様
- 従業員数:約400名
- MU-4000V-L/MU-5000V-L


実際に5軸制御マシニングセンタ・
複合加工機を導入されたお客様の事例です
課題解決のケーススタディーとしてお役立てください
[ 鍋屋バイテック会社 様 ]
プーリーの軸穴追加工を
劇的に省力化して生産性向上

当社は送風機や業務用空調機に用いる動力伝達用プーリー(鋳物)を製造し、注文に応じて、軸穴・押しネシ穴・キー溝を施して1日で出荷する「軸穴追加工サービス」を展開しています。これまで30年間、旋盤や自社製の専用機など3台の工作機械で下穴・旋削・タップねじ加工を行っていましたが、工程が多いうえ斜め穴など熟練を要する加工もあって時間短縮が難しく、生産性を高めるには「5軸加工機の導入が不可欠」と考えたのです。


そのような中で、
オークマをお選びいただいた理由は何ですか?
複数の工作機械メーカーのウェブサイトで、5軸加工機の性能や特徴を見比べていると、上司から「オークマで実機を見てきたら」と勧められました。そこで、オークマを訪問して加工精度・加工範囲・加工時間をはじめ操作性や作業性に至るまで詳細に確認しました。
基本性能の高さに加え注目したのは、階段の昇降を伴わない機械への寄り付きの良さです。他社の機械は段取り作業で階段を昇降する必要があり、作業者の負担になる点が気になっていました。次に衝突を防止するアンチクラッシュシステムです。この機能によって作業者が実機で行っていた干渉チェックを省けるので、準備時間が大幅に削減できると確信しました。また、加工精度の計測結果やメンテナンス情報、取扱説明書が大きな操作画面で確認できるのも魅力に感じました。
さらに、将来は軸穴追加工だけでなく、特注品加工にも活用したいと考えていることから、加工品質・作業性・コスト・応用性などを総合的に勘案し、オークマの5軸制御立形マシニングセンタ「MU-V」が最適と判断しました。



3台の機械で行っていた加工が1台で完結
加工時間は1/2~1/3に、
加工数量は約2倍に

実際にMU-4000V-L、MU-5000V-Lを導入されて
生産性や使い心地はいかがでしたか?
導入前は3台の機械で行っていた下穴加工、旋盤加工、ボール盤加工が1台のMU-Vで完結し、1個当たり15~20分を要した加工時間が5~10分に半減しました。これによって従来は1日35個の加工が限界でしたが60個前後まで増加しました。
機械への寄り付きが良いため、オペレータの負担が低減され、楽に段取作業ができるのも助かっています。
また、「3Dバーチャモニタ」で事前にパソコンで干渉確認ができるため、機械での加工前の準備時間が大幅に短縮できました。「アンチクラッシュシステム」の操作画面でも干渉の確認ができ、衝突の心配がないので、従来は送り速度を落として加工していた初品加工も効率的に行えるようになりました。 メンテナンス情報もOSPで確認でき、保守・点検時期も見える化されるため、機械メンテナンスを確実に行うことで故障や停止を未然に防ぐことができます。


ありがとうございました。
5軸制御マシニングセンタを導入するキッカケを
教えてください