Design concept

門形マシニングセンタの設計思想

門形マシニングセンタの
神髄いのち
ディテールに宿る

大物部品加工に求められる

高速・高精度・高剛性

大物部品の高精度加工や生産性の向上は容易ではありません。加工品は自動車・航空機・半導体製造装置などの基幹部品、大型の精密金型などが代表例で、難削材や複雑形状の部品も多く、マイクロメートルの加工精度を求められることも珍しくありません。
しかも、重量物の段取り替えには時間・人手を要するため、1回のセッティングで、いかに高品位で多種多様な加工を完結できるかがリードタイム短縮のカギとなります。
このような加工を担う門形マシニングセンタには、高速・高精度な加工を長期間維持できる剛性や長時間の連続運転で発生する熱や振動に対する高度な制御技術が要求されます。

大物部品加工に求められる高速・高精度・高剛性

細部への徹底したこだわりで

実現する高スペック

オークマは1964年に門形マシニングセンタの1号機を、1974年に独創的な5面加工機を開発以来、大物部品加工の命題と真正面から向き合い、自社の部品工場で培った知見を活かした革新的な製品を次々に送り出してきました。それを可能にしたのが、細部に至るものづくりへの徹底したこだわりです。
たとえば、基本構造は独自のコラムやリブ構造で上下左右・ねじれ荷重をしっかり受け止め、クロスレールの昇降も蛇行運動のない長い精度寿命を実現。テーブルと加工品の重量は焼き入れ研削した面上のローラベアリングで支持し、軽快で正確な位置決めを具現化しています。さらに組立工程では、熟練技能者のキサゲ作業で完璧な摺り合わせを行います。
このように愚直なまでの品質のつくりこみが他では真似のできない加工パフォーマンスを生み、「オークマの門形」へのゆるぎない信頼性へとつながっています。

細部への徹底したこだわりで実現する高スペック

多彩な知能化技術による

スマート加工の追求

品質を追求する一方で、オークマは機械と制御の理想的な融合を目指し、NC装置・モータ・検出器などの基幹部品をすべて自社開発してきました。
そして、近年ではサーモフレンドリーコンセプトをはじめ多彩な知能化技術を門形マシニングセンタに展開し、熱変位・ねじれ・振動などに対する抜群の安定性を発揮しています。同時に100種類以上の自動交換主軸ヘッド、金型の手仕上げ工程を削減する加工プログラムの自動補整、機械精度の維持に不可欠な校正機能の自動化など、リードタイム短縮に直結する省力化・非熟練化技術も拡充させています。
このように大物部品の加工時間を1分でも早く1工程でも短縮するための絶え間ない挑戦こそ「オークマの門形」が世界市場で納入実績1万台の金字塔に迫っている理由です。

多彩な知能化技術によるスマート加工の追求
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