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ニュースリリース
2018/11/02
AI(人工知能)を主軸診断に応用
自己診断技術OSP-AIによる主軸軸受の診断機能を開発
オークマ株式会社は、AI(ディープラーニング)を活用した工作機械の自己診断技術OSP-AIによる主軸軸受の診断機能を開発いたしました。
2016年に開発した送り軸の診断機能に続き、あらたに主軸軸受の自己診断を実現、主軸損傷の予兆を検知し予知保全を可能とします。
- <生産計画の遵守>
- 主軸軸受の状態に応じて事前に保守計画を策定することで、生産計画に支障を与えず保全作業を実施できます。
- <保全コストの削減>
- 主軸軸受状態に応じて主軸交換を実施する予知保全の実現によって、保守部品の費用を最小限とします。
- <事前準備が不要>
- 振動センサ等の測定器を別途準備する必要はありません。事前の診断データ収集や、しきい値設定も不要です。
① 簡単な操作と短時間の診断
主軸を一定回転速度で回転し、計測した振動を分析して軸受状態を診断します。自社製の振動センサユニットによる高いS/N比の振動計測と、適切な信号処理によって、信頼性の高いデータとしています。
② 軸受状態を見える化しアイコン表示
主軸軸受の状態に応じて、アイコンの色と数値化した異常度合を画面に表示。異常度合のトレンド表示を活用することで、異常の進展を予測して計画的な保全を可能とします。
③ 確度が高いAIの搭載
機械特性に対する高度な知見と、これまでに蓄積した振動データをベースにAI(ディープラーニング)技術を融合、確度の高い診断を実現。診断技術は、自社工場の設備機で実績を積み、信頼性を高めております。また、OSP-AIの更新で、最新の診断モデルを使用することができます。
搭載機種例
「OSP-AI 主軸軸受診断」はAI技術を活用することで、信頼性の高い主軸軸受の自己診断を実現し、誰でも簡単に主軸損傷の予兆を検知し予知保全を可能とします。